長沼精肉店ストーリー 2

ABOUTこの記事をかいた人

裕士長沼

長沼精肉店 長沼 裕士 加須市の老舗のお肉屋さん。かぞブランド認定&コロッケグランプリ メンチカツ部門 金賞受賞のメンチカツを筆頭に 色々なお惣菜が数多く並ぶお店の店主です!!

続き、、、

メンチカツを現代の人の口に合うように

改良をしたはずなのに

売り上げが伸びるどころか

減少傾向に、、、

しかし、前記事でも言ったように

 

何をやってもうまくいく!!

と、思っていた僕は

 

なぜ、『メンチカツ』の売り上げが

下がってしまっているのか

 

その答えを出せずにいました。

時間とともに、

メンチカツの販売数は更に減少し

 

ついには 快いお客さんから

 

【メンチカツの味が変わった】

 

という電話がお店に入りました。

 

このお客様からの言葉で

僕はハッとしたのです。

 

メンチカツの販売数減少の理由を

親父、お袋は知っていたと思いますが

 

 

お店を継ぎ、3代目として責任をもち

 

右も左もわからないながらに、全力で、

必死にお店を良くしようと

 

一生懸命挑戦している僕に

 

敢えて何も言わなかったのだと思います。

 

でも大切なお客さんの声でハッとしました。

 

「このままではいけない。」

 

「一体何がいけないのか?」

 

「僕は何を間違えてしまったのか?」

 

その時まだ、間違えに自信を持って

辿り着けないぼくがいました。

 

何故なら、ぼくは『メンチカツ』を

 

“変えた” という意識ではなく

 

“改良できた” と思っていたからです。

 

『現代の人の口に合わせて改良できた!』

そんな自信があったのです。

 

ぼくは、間違えの原因にしっかり気づけていないことを

恥ずかしく感じていました。

 

 

そんな、恥ずかしい気持ちを抑えて

売り上げが下がった理由について

親父に聞いてみることにしました。

 

「うちのメンチカツなんだけど。。。この前お客さんからメンチカツの味が変わった。と電話があったよね。何が原因なんだと思う、、?」

親父の中で 間違いなくコレという答えはあり

 

即答できたのにもかかわらず

 

少し考えた(ふり)様子で答えを教えてくれました。

 

 

「、、、多分なんだけど、

アレ(秘伝の材料)を使わなくなったからじゃないか?

 

昔 爺さんは合挽きにはせずアレだけで

メンチカツを作っていたからな。

食感は硬いけど、肉自体の味はほんとうに美味いから

それが原因じゃないか?」

 

 

僕はてっきり、調味料の調合や

違う部分で「味が変わった」と言われているのだと思っていました。

 

でも親父にそれを言われ、

 

「そーだったのか。。。」

と確信したのです。

 

僕よりも何十年の長く

精肉店を守ってきた親父は

当たり前のことですが、

当時の僕なんかより

肉そのものの味を、

それぞれしっかりと理解していて

 

味の違いが”肉”によるものだと

わかっていたのです

 

そもそも、

爺ちゃんが長沼本家、

家族にしか教えていない

“秘伝の材料”は

生産者の後継者問題で手に入れるのが難しい。

 

だから僕は

入手困難であることを踏まえ、

且つ、”改良”をする目的で

その材料の使用をやめて、

代用の材料を探しました。

しかしそれこそが

『長沼メンチカツ』の最大の旨味のポイント

だったのです。

 

早速その時取引していた業者さんに連絡し

“秘伝の材料”を再度仕入れたいと連絡しました。

 

すると、それは既にかなりの品薄状態で

今後安定した提供が難しいとの返答でした。

 

「まずい、このままでは、『長沼メンチカツ』が取り戻せない」

僕は”秘伝の材料”を手に入れるために

動き出しました。

続く。。。

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